絶望という闇
まっくらで冷たい
海の底におちていくような
胸が苦しくて
うまく息もできなくて
とめどなく溢れる涙
周りの声なんて聞こえない
泣き声が大きすぎて
仕方ない
今はそれでいい
ただ落ちていく中で
目は閉じないで
意地になって
これでもかってくらい睨んでいていいから
落ちていく自分を
無駄なものだなんて思わないで
暗い闇は休息の場所
冷たい海にぐちゃぐちゃになった頭が冴え
いつの間にか見失っていた
見失っていた事にさえ気付かなかった
自分だけの光が
目の前に浮かんでいる
そうやって
光の場所を確認してまた歩き出す
闇がなければ永遠にさまよい続けたのかもしれない
無駄なものなんてきっと無い