うん
って、言って
抱き合う
満たされる
満たされた
ように、思う
本当は
理解なんて出来てない
何度も思い出しては
痛み苦しむこの胸は
あの返事が
自分に向けた言い聞かせだった事を
誰より 知っている
うん
って、言って
抱き合う
満たされる
満たされた
ように、思う
本当は
理解なんて出来てない
何度も思い出しては
痛み苦しむこの胸は
あの返事が
自分に向けた言い聞かせだった事を
誰より 知っている
鮮やかに咲く紅を横目で見やり
白く冷たいみちを歩く
やがてすべてが黒に溶け
蒼い音が妙に響く
どこまでも どこまでも
それはついてきて
とうとう走りだせば
混じり藍て
紫に浸かる
深く沈み
灰の軋みで
すべてがはがれ
そこにはもう
いろさえなくて
気が付くと
近くを見ているのか 遠くを見ているのか
焦点なんか合ってなくて
ぼやけた世界に揺られている
愛想笑いも出来ない時間
ひとりぼっちで
何度も 何度も 君の言葉を反芻し
本意を探って
繋がっているのに
見えない君
何を求めているのかさえ
見えない自分
痛みに気づかない振りをしながら
ただ ただ 今
自分がひとりで歩かなくてはならない道を
手探りで