心動が
身体をゆらす

心音が
私をしはいする

耳を塞いでも
叫べ と言うように
深く大きく喉を押し上げて
殺せ と言わんばかりに
溢れる力が身を震わす

私は自身を抱きしめて
ただ 耐えるしかなくて

叫びを押し殺して
歯を食いしばり
衝動を押し付けて
痣ができるほど抱きしめた

他人のためなんかじゃない
自分を手放さない為
ただ それだけ

押し潰し続けた魔は
身体いっぱいに巣食って
今か 今か と機をうかがっている

私はいつしか それを飼いならし
ただ ただ 微笑んで見せる

でも
何も見ていない
何も聞いていない

心音がうるさくて
 
 うるさくて

 とまらなくて


中で渦巻くものが
ただ苦しくて


はっきょうし そ  う



だきしめて

私を


とめて




ひっそりと静かに
そう望むのに

ひとりふたり
次々に踏み入る
やり過ごそうと
良いふりをしていれば
調子に乗って踏み荒らす者ばかり

人恋しさは過去の過ち
ただ時間が怖かっただけ
誰も求めたわけじゃない

勘違いしたまま
支配した気になって
楽しそうね

あまりに目に余るなら
切り裂いてやってもいい
面倒だけれど

冗談で言っているように
消えたって別に構わないわ

私が引き止めるのは
心まで踏み込んだ者だけ

あなたが言うように
可愛らしくも 大人しくもない

ため息交じりの冷たい視線に目もくれず
今日もせっせとうざいおコトバ

いつになったら気付くのかしら
目の前の私は幻想だって

ここには

あの時には

二度と戻れない

でも

遅いなんて事はない

今からでも出来る

常にはじまり

だから

やるのみ


それはとても脆かった

踏み外した瞬間から景色は変わっていた

  気付かなかった

長かった

今考えれば本当にオカシイとしか思えない

それでも今の私を作ってきたもの


ある日後悔をした

時間を

色々な物や事を

何度かしてきた反省というものとは

比べものにならない苦痛だった


自分の道が少し見えた気がした

すると自分は変わった

あれとこれは二度としない

こう生きる


あの決意からすんなり変わった

戻ったのかもしれない

なんて無駄に我慢をしてきたことか

必要以上に他人を気にしてきたことか


今は自分を生きている




きみからの連絡が途切れた

今までは不安だった

すごく悲しいだけだった

勝手だね


求める形が違うのに

同じフリをして

繰り返し

惑わす


それでもきみは

弱い私を心配するから

こんな形で進んでしまった


もっと早く強くなれていたら

ちゃんと向き合えたなら

求める形もあったかもしれない


まだチャンスがあったらいいな

なんて苦しくも思うけれど


思い出されないことは

きみが笑っているって事だって

強がりだとしても

今は私も笑っています
笑顔を作るのが下手になってく。
無表情が増えた。
疲れとか不安とか痛みとか黙ってやり過ごす事が増えた。

たまの大量のお酒と苦手なはずの人混みに紛れて、ちょっとだけ息をする。
愉快にはしゃぐ。

それを私だと思う人、思わない人。
思う私、思わない私。

貴方に私は
泣いて見える?
笑って見える?

どっちだっていい
それでも私は進むのだから



iPhoneからの投稿

聞くことや見ること、好きだよ


ねぇ、どう思った?

誰かが聞く


いいね、すごく好きな感じ

心が動いて泣きそうな僕は言う


それだけ?

もっと聞かれる

僕は考える


考えないと出てこないそんなものは

どんなに並べても軽いままで

それでも誰かは満足する。

どんなに並べても違って

それでも僕は話し続ける。


伝わりもしないことばを。



また誰かに聞かれるのが分かっているから僕は

話を聞きながら 音楽を聴きながら

なんて応えようか考える


今度はほんとにからっぽ


何を感じる暇も無いよ

何もおもしろくない

僕に何を言って欲しいの?


僕の持っている言葉が足りないからダメなの?

僕がどの言葉も違うと思っているのがダメなの?


また話は進んでいく

伝えたい事はつたわらないまま

僕を勝手に組み立てられていく


伝えたいと思ったとき

僕は聞かれなくても口をひらくよ

聞いてないんでも、考えてないんでもないよ


それでも僕は聞かれ続ける

すこしだけ、人と話すのが億劫になって

言葉も最低限あればいいやって思ってしまう


今日も僕は

ぼーっとしていて大人しい人 だ



彼女 のことで


一喜一憂する


きみが綴る日記



もう知らないきみ


とどかない



君がたくさん届けてくれた言葉

壊れ 切れかけたものを

しっかり結んでくれた手のぬくもり


どんなに祈っても

もう届かない言葉

感じられないぬくもり


記憶をたどって

必死にツギハギ


そんなことをしたって

それは君の言葉じゃなくて

破り捨てる音だけが 響く


苦しくて悲しくて

言葉がほしいはずの私は

笑顔をなくしてツミキあそび

黙々と 高く 高く


言葉が来ないように?

最初から無かったんだと諦めるために?

わからない・・・


きっと君が言葉をくれても

わからないよ・・これじゃ



今日も終わり
さようなら

仮面はどんどん硬直して

目を閉じて
曲の世界で生きる


月や雨を見上げて歩いて


ドアを開けたら


急にぼやけて

なにも見えない


子供みたいな

私の声しか


きこえない